ご案内

Wの表情には、並ならぬ自信がみなぎっている。 「一部上場がゴールだとは思っていない。
2010年には千店規模に拡大し、2020年、年商1兆円グループ入りを達成する」とてつもなく大きな将来構想を、さり気なく、一気にまくし立てたWの口調は、一呼吸置いた後、がらり変わった。 「わが社は、だれにとっても居心地のいい会社というわけではない。
独自の経営理念に共鳴できる人には、素晴らしい働き場所になるだろう」言い含めるように話すWの顔は、心なしか紅潮している。 人に優しく、互いの人間性を磨き上げるための環境づくりを進め、飲食業の仕事を通してその一端を担っていく。
創業当初から変わらぬWグループの経営ビジョンだ。 夢のように壮大な計画を実現するには、既存の一店一店が確実に下地を作って実績を上げ、信用を少しずつ高めていくのが、遠いようで最善の近道。
Wの脳裏には、裏打ちする地道で現実的な経営施策が、びっしり張り巡らせて外食産業としては書き入れ時の年末、社員採用の会社説明会を開くのが異例なら、そのすべてを社長自らが取り仕切るのも異例。 景気低迷の時世、けた外れの急成長を続け、世間の注視を集めてやまないWフードサービスの意気込みそのものに他ならない。

最低条件に据える。 寄せられるアンケートは週平均400枚、月間ざっと1500枚にも達する。
「なべ物と一緒に頼んだ雑炊セットが30分たっても出てこなかった」「従業員の態度が悪い。 皿の置き方など、もっと気を付けてほしい」毎週火曜日早朝に開かれるWフードサービスの業務改革会議で、多くの時間を割いて検討きれるのが「お客様アンケート」の集計内容だ。
客の声を最優先にするのは、飲食業にとって当然だが、Wではさらに一歩進める。 「店はお客さまのもの」という考え方を徹底し、「常にアンテナを立て、お客ざまの立場になって行動する」「お客さまを思う心において異常であると」を、Wらしい社員の満足度と合わせ、「もう一度利用したい」回答が80%以上になることを目標に掲げ、「利用したくない」客ゼロを目指す。
W民各店のレジカウンターに置かれ、利用客が自由に取って投函できる。 いわば自発的アンケートなので、勢いクレームの割合が高くなる。
2000年の年が明けて初めてまとめた年末から1月2日までの集計では、満足度が前の週と比べ4.2ポイント上がり71.3%になった。

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